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13周年を迎えRAINROOTSから .LABへ

Updated: Aug 23, 2018

2018.7.30はRAINROOTSの13周年の日です。



 名古屋大須で写真屋を始めてから13年になります。今まで二度の移転を経て、2016年年末に西大須の松原にやってきました。

 rainrootsは開店当初より、「写真を始める人のきっかけになれるようなお店」をコンセプトとして掲げてきました。

今ではたくさんの個性的でおしゃれな写真屋さんが全国にありますが、当初は街の写真屋さんの様なお店がほとんどでrainrootsのように写真屋に雑貨が置いてあるような所はほぼなく、ギャラリー併設の写真屋も少なかったように思います。

 

 店名の由来ですが、rainrootsは1998年に自分が東京綜合写真専門学校時代に友達と始めた路上のバンド名でした。(自分は数年間音楽と写真で行ったり来たりの時代を東京で過ごしていました)好きなビートルズの曲でRAINという曲があり、ビートルズというバンド名も造語なので同じように造語を作ろうと悩んでいた時、ちょうど飲んでいたのが発売したばかりの缶コーヒー「ROOTS」だったのがしっくり来てRAINROOOTSになったのを覚えています。

 名古屋で写真屋を始める時に店名を考えていましたが、なかなか決まらず、その時にそのバンド名を使う事にしてから今日まで13年間写真ラボとしてやってきました。 この名前は大好きです。でも、ここからまた新しく始めたい、スタートラインにたちたいと思う気持ちが強く、今回のタイミングで変更する事にしました。


 .LAB (ドットラボ)のドットはRAINROOTSのギャラリー名「.gallery」としても使っていました。

 dot=点 銀塩写真も点の集合の粒子でできています。

 今いる場所から次の場所に進むとき、それは一足飛びに進むものではなく必ず間に無数の点が存在しています。物事と物事の間にも、日々の中にも無数の点があって、点と点がつながり線になっていく。記憶に残りがちなのは印象的な出来事や思い出だけかもしれませんが、それを作ったたくさんの点、、、とるに足らないような些細な出来事や瞬間を大事にしたいと思っています。その点一つ一つこそが生活を作るものであり、リアルであると思うからです。

 ドットに込めた意味としてもう一つ好きな言葉があります。


“空気中にはゴミの粒 塵が浮いている 目に見えない小さな塵 そんな塵にも存在することの意味がある 塵に水の分子はすがりつく そうして出来るのが雨です 水の分子が彼らだけでいくら頑張っても 雨にはなれない” (宮沢賢治の授業より)


 塵のような目に見えない点、厄介なゴミのようなものだと思う物にもきっと意味があって、それが何かにつながっているということ。

 大事なのは点を打ち続けていくことではないのかと思っています。生活していく中でも何かを表現していく中でも、上手くいかないことや、こんなことに何の意味があるのだろうと思うことがあるかもしれない。それでもとにかく今いる場所から点を打っていく、そういうことを応援できる場所でありたいと思っています。


 また、今回店名にLAB(ラボ)という言葉を入れました。現在販売しているPB filmの作業を中心にフイルムの手現像やプリントの手焼きなど、これからはより機械を離れ、ラボとしての活動が大きくなっていくと思います。今フイルムを使っている人たちが日々の生活の中で安定してフイルムを使い続けることが出来るように、また、新しく表現や何かを始めようという人達にとってフイルムがその選択肢に残っていくように、これからも試行錯誤して取り組んでいくつもりです。


よろしくお願いします!

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