20代前半の頃、フィルム写真をFacebookに日々載せていた。その時の写真アルバムの名前がmemorandum で、それはダムタイプの古橋梯二さんの著書から拝借したものだった。
時間が経って現在、私は古橋さんが亡くなった年齢になっている。
続けること、続けられることをひとつの才能とするならば、私は無事に写真を続けて生きてこられたので、きっと向いているのだと思う。そう信じたのでここまできた。
何かを信じることは時に危うく、でも何事も見たいようにしか見えない。写真も景色に撮らされているけれども撮ると決めるのは自分なので、結果撮りたいようにしか撮れない。
好き勝手に撮ってきた写真を、お久しぶりの名古屋で展示します。はじめましての皆さんも、どうぞ気軽にご覧ください。
山や海を見るように。
赤木遥
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