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県外実践暗室WS卒業生のコメント載せさせてもらいます。

山本春花さん(第1期生)

普段フィルムで撮影をすることが多くその描写が大好きなのですが、プリントに関してはDPE店のフロンティアによるデジタル出力がほとんどでした。プロラボに依頼して手焼きしてもらった写真も味わい深いのですが、普段から楽しむのにはコストがかかります。どちらにもメリット・デメリットがあることは承知していましたが、ある日、撮影から現像、プリント、展示までを全て自分の手でできたら楽しそうだし、自分の写真人生においても重要な経験になるのではないかと思いたち、アナログ露光にこだわっている.LAB RAINROOTSさんの受講を決意しました。

WSに参加してみて、まず感じたのは湯地さんの考え方が自分にとても合っているということでした。自分は悪くいうと大雑把な性格なので、温度管理や全暗が必要な暗室作業は恐らく向かないのだろうなと思っていましたが、思っていたよりも感覚的な作業で焼けることに驚きました。もちろん抑えないといけないポイントはあるものの、自分が気持ちいいと感じられる条件で写真を焼くことが何より重要で、細かい数値よりもむしろ、そこに向かってどれだけ経験を積んでいくのかということが大切だと感じました。湯地さんの講義は、数字や技術的なことを細かく細かく詰めていくというよりも、自分がいいと思うものにどう向かっていくかというプロセスに重きを置いているような感じがして、感覚を大切にしている自分にはとてもありがたかったです。

実際に自宅に暗室を作って手焼きをしてみましたが、フィルムの種類や印画紙によって大分感触が変わるため、その辺りのセレクトから考えないといけないし、また撮影時の光の色も意外と意識しないといけないのだなと新しい発見になりました。暗室作業は結局自分自身と見つめ合うことだなと思いました。写真を撮っていると自分との向き合いだなということは日々強く感じるのですが、真っ暗な中iPhoneで音楽をかけながら、たまに外で起こっていることの音を聞いたり、水の音を聞いたりするのは一種の修行のような感じがしました。

今後も暗室で写真を焼く作業は続けていきたいと思います。本当に写真人生の中での大きなターニングポイントになったと思います。ありがとうございました。


 


柘植美咲さん(2期生)

写真

最初はただ撮るだけだった

その次に写真は撮って現像をお願いするように変わった

そして、初めて人に写真を買ってもらった。

その時に知った。

『写真を焼く』という行為

撮る以外に写真を生み出すことができる

私はその方法を教えてもらいに、.LAB RAINNROOTSさんに通い始めました。

写真のことももちろんたくさんお話をして、時には写真も撮って、楽しい県外実践暗室です。


写真を自分の手で生み出すこと。

自分がこの写真を撮ったのだと実感します。

ひとりで焼くことに今は不安がありますが、教えてもらった後もしっかりサポートしてくださります。

私もまだまだ焼いて勉強して、もっと湯地さんに教えていただこうと思っています。


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